少子高齢化が進み、高齢者人口が年々増加している日本では、介護サービスを必要とする人とそれを提供する人のバランスが大幅に崩れる「介護人材の需給ギャップ」が深刻な課題となっています。これに対して、SOMPOケアでは介護人材の需給ギャップを解消するため、データ・テクノロジーを積極的に活用し、人が人にしかできない介護に注力できる環境を整える取り組みを「未来の介護」として推進。技術の進歩によって介護におけるデータやテクノロジーの活用も進んでおり、高品質なケアの提供と職員の業務負担軽減が両立し、より快適で、お一人おひとりに合った介護サービスの提供が可能になってきています。
今回、そんなSOMPOケアが推進する「未来の介護」の取り組みへの理解を深めていくために、世の中で「現在の介護」とどう向き合っているのか?「未来の介護」がどのくらい知られているのか?を探る独自のアンケート調査を行いました。
このアンケート調査の特徴は、全都道府県1000人を対象とした「幅の広さ」。従来、多くの介護に関する意識調査では、介護に比較的意識が向きやすくなっている中高年層がメインにされてきましたが、今回は「未来の介護」のあり方を視野に入れ、調査対象を将来、介護をする側・される側になり得る30代〜60代まで拡大。男女比・居住地もほぼフラットになるように設定されています。
質問項目は以下の通り。前半では介護への向き合い方から「今」を知る視点に加え、後半では介護におけるテクノロジー活用に対する印象や期待など「これから」を探る視点で質問項目を構成している点も大きな特徴です。
さらに、上記の質問に加え、一部、回答の理由などを自由記述で詳しくお答えしていただくことで、介護に対するリアルな声、リアルな気持ちをピックアップ。「未来の介護マガジン」では、本記事を含めて全3回に渡りこのアンケート調査の結果を独自に分析しながらご紹介していきます。
幅広い年代層を対象に行われた「“未来の介護”に関する調査」から見えてくる、介護の「今」と「これから」の姿……それはきっと、ご家族と介護について話し合い、ご自身の介護について考えるきっかけやヒントになるはずです。まずはご興味があるところから、気軽な気持ちで読み進めてみてください。
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SOMPOケアは、日本の介護における課題のひとつでもある「介護の担い手不足」に真摯に向き合い、将来介護の担い手が不足しても高齢者の生活を支えていけるように、データ・テクノロジーの導入・活用による介護現場の新しい常識、すなわち「未来の介護」の創造に取り組んでいます。 また、SOMPOケアフーズでは、「おいしさへのこだわり」として、ご利用者さまにおいしく、食べやすく、栄養バランスのとれたお食事を楽しんでいただくために、独自の研究、開発、社内外の情報交換等に取組み、食と栄養の面での支援に力を入れています。 今回は、西日本第一本部でSOMPOケアフーズと連携し、食事提供時間帯に着目した「未来の介護」の創造につながる事例を紹介します。
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